青葉園
「青葉園」は、重い障害のある人たちの西宮市独自の地域活動拠点(通所施設)として、1981年に発足しました。2016年には、新しい地域活動拠点として「ふれぼの」もできました。現在(2023年4月時点)は、青葉園に48人、ふれぼのに23人が通所しています。年齢は18歳〜79歳。地域で暮らす一人の住民として様々な活動を行っています。
「青葉園」「ふれぼの」では、一人ひとりの個性に応じた様々な日中活動(自己実現プログラム)や、この地域でずっと暮らし続けていくための「自立プログラム」、そして地域住民の一員として役割を持ち社会参加を進めていく「社会参画プログラム」等が展開されています。これら3つのプログラムを柱とし、さらに一人ひとりの医療支援も行いながら、重い障害のある人の「地域活動拠点」「地域自立生活拠点」として、地域の中で活動を進めています
青葉園の基本理念
- 青葉園は、重度障害者の生活拠点的場であり、またその場作りをめざし続ける。
- 生活拠点的場とは、重度障害者一人ひとりが豊かに自己を実現し、いきいきとくらしていく為の土台となる場であり集団である。
- 生活拠点的場であるためには
- ①まず、通所者自身の健康管理・増進がはかられていなければならない。
- ②園内の様々なきめこまかなとりくみによって、個性や可能性を見出し、のばし、十分に自己を実現していなければならない。
- ③園が地域に開かれており、多くの人々とかかわりがもて、様々な機会が用意されるという、自由と豊かさがなければならない。
- 青葉園のとりくみは、生産性・効率や、単なる身辺自立のみを追求する活動とは根本的に異なり、通所者や職員・親など園にかかわる全ての人たちが一体となって共に考え、悩み、理解し合い、そして主体的に生き合うくらしを創造していくことを基本目標にしている。
- 青葉園は、重度障害者の生活拠点を作りあげていくことを通し、ひいては一般の人々すべての生活拠点作りの核となることをめざしている。いわば青葉園は、一般の人にとっても、一人ひとりが人間のあるべき姿を問い続け、失いかけている生活拠点を取り戻し、より豊かなくらしを作り上げていくための重要な公共的・社会的資源である。
- 自己を十分に実現できる場をもち、いきいきと暮らしていくこと、またそれをめざし続けることは、人間として当然の姿であり願いである。それはどんなに障害が重くとも追求され続けるべきであり、基本的人権のひとつである。
1982.12.23
現在の活動
青葉園の設立後、日中活動の場だけでなく地域での自立生活の実現に向けて、一人ひとりの「個人総合計画」を作成し、それに基づいて様々な事業を積み重ねてきました。
一人暮らしなど地域自立生活を支えるための「居宅介護・重度訪問介護事業所青葉園」、誰もが自分らしく地域で暮らしていくために本人中心支援計画を作る「特定相談支援事業所青葉園(地域共生センター)」、また、どんなに障害が重い方も安心して暮らせるための医療の拠り所である「あおば診療所」も開設しました。
- お問い合わせ
- 青葉園事業課
TEL.0798-35-0013
FAX.0798-35-4781